宗派


日本の場合、葬式のほとんどは仏教の様式に従って執り行われています。しかし、一口に仏教といってもそれぞれ宗派というものがあり、葬儀にまつわる一連の流れはほとんどの宗派で共通してはいますが、葬儀の場で読経されるお経や作法などに関しては宗派ごとにそれぞれ異なっている点が多々あります。また、葬儀が終わった後に仏壇を購入したとしてもそこへ安置するご本尊も異なっています。

 

このように同じ宗教ではあっても宗派ごとに細かい点で違いがある理由としては、教えの解釈の違いによって死生観や仏教世界というものの捉え方が異なっているからです。そのため、家族の誰かが亡くなられた場合には、葬儀を行うための最初の段階として自分の家が信仰している宗派調べを行う必要があります。