遺品整理と形見分け


亡くなられた方を供養するための儀式としては、故人が信仰をしていた各宗教や宗派のしきたりに従って葬式や葬儀を執り行うことになりますが、この一連の儀式が終わった後でも遺族の方たちはまだ気を抜くことはできません。葬儀や葬式、法要などが終わったあとには故人の遺品整理をする必要があるからです。遺品整理をするにあたっては、そのまま残しておきたい物と処分していい物を分別することから取り掛かることになりますが、メモや手紙、日記などは故人の生活を書き記したものであり、後々必要となってくる場面もあります。そのため、メモや手紙、日記などは大切に保管をしておいたほうがいいでしょう。また、故人が生前に大切にしていた身の回りの品々に関しては故人を偲ぶという意味でも、生前に懇意にしていた友人や親戚などに形見分けとして贈ってみてもかまいません。ただし、いくら生前に懇意にしていた友人や親戚であっても、目上の人に形見分けとして遺品を贈るのは失礼に当たるのでその点には注意が必要になってきます