香 典


香典袋には、お金の向きはどのように入れたら良いですか?

顔を下にして、お金を袋から出したときに金額から見えるようにします。葬儀では通常とは逆のことをする慣習があることから、お礼を裏向きにいたします。新札は避けた方が無難ですが、どうしても新札しかない場合は真ん中に折り目をつけておくと良いでしょう。

連名で香典を包むとき、名前はどのように記入すればいいですか?

香典を連名で出される場合は3名程度までなら、それぞれの名前を表面に書きます。住所までは書き切れないので、中袋に金額と3名の名前と住所を明記します。4名以上の場合、表には代表者の名前を記し、外一同とします。そして中袋に全員の氏名と住所を明記します。

香典袋の書き方を教えて下さい。

市販の香典袋の表の水引の上には「御香典」「御霊前」などの表書きがされていると思いますので、水引きの下にあなたの氏名を書きます。裏面の左端に金額を記入します。中袋の裏面に住所、氏名、金額を記入する欄がありますので、住所も記入します。

キリスト教葬の香典袋と表書きはどうすれば良いでしょうか?

キリスト教では「御霊前」「御花料」という表書きにします。水引きは白黒か銀一色のものを用いるのがよいでしょう。蓮の模様入りの袋(仏式)は避けましょう。

御霊前と御仏前はどのように使い分けるのでしょうか?

ご霊前は「亡くなられた人の御霊の御前に」という意味であり通夜や葬儀の時に用いられます。ご仏前は「成仏した仏様の御前」という意味になり49日以降の法事の時に用いられます。例外として浄土真宗では「信者は死とともに成仏する」という教えから葬儀でも「御仏前」を用いるようです。また、仏式であればこのほかに「御香典」という表書きがありますが、これは宗旨に関係なく使えます。